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以前アンケートでメイキングが見たいというご意見を頂きまして
(ずっと作れてなくてごめんなさい!)
簡単にですが、今回のハロウィン絵を作成した時を例にあげてちょろっと工程晒してみます★

本当はもっと簡単な方法などもあると思いますが、
こういうやり方もありますよーな感じで さらっと見て頂けたらと思います・・・!

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まずは線画。
コピー用紙にざかざか描いた下描きを0.5シャーペンでトレース。
あ、最近の絵はカラーも白黒漫画も全て線はシャーペンです!
それをスキャナでグレースケールで取り込みます。

色塗り使用ソフト:Photoshop Elements 2.0

後に細かく線の色を変えたいので、ココで線画を抽出しておきます。
(線以外の部分を透明化させます)
メニューバーの[画質調整]→[明るさ・コントラスト]→[レベル補正]で
くっきり白と黒に分かれるくらいまでに調整します。
そしてグレースケールだったのを[イメージ]→[モード]でRGBカラーに変更します。

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主線抽出方法

1・[イメージ]→[色調補正]→[階調の反転]で白黒反転させます
2・レイヤーの下のアイコン3つ(下図参照)のうち一番左の
「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」→「べた塗り」で線にしたい色を選択(私は濃い茶色にしています)
そうすると絵が線にしたい色で塗りつぶされた状態で表示されると思います

3・反転状態の線画レイヤーを[選択範囲]→[すべてを選択]でコピー
4・べた塗りレイヤーの上で、レイヤーマスクサムネイルを「Alt+クリック」→絵が塗りつぶした色から真っ白になる→ペースト
5・べた塗りレイヤーをラスタライズ で完了!

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着色。

主線の下に新規レイヤーを作っていきます。
ベースにする色で、肌とか髪とかパーツ・色ごとにレイヤー分け。
実はこの作業が一番面倒(笑)
でもこうしておくとロックをかけるとはみ出さないので塗りやすいのと、
あとで色を変えたくなった時や部分的に柄を入れたい時なんかに便利です★

こんな感じ。キャラが多いと大変なレイヤー数になりますね・・・!

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塗りは主にブラシツールの「エアブラシペン(不透明)」とその下にある「ソフトエアブラシ円」。
不透明度を80%くらいに下げて使っています。

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塗り方。
「エアブラシペン(不透明)」で濃い影をくっきりベタッと塗っていきます。

次に「ソフトエアブラシ円」でベースに塗った色と濃い影の中間くらいの色でぼかしていきます。
部分的に白ものせてみたり。

肌はこれで完成!他の部分も塗り方はほとんど同じです。
色はひとつのパーツごとに3〜5色くらい使ってました。

全部塗り終わった後に主線の色を変えます。
レイヤーの「乗算」とか色々選べるとこありますが
線画は「輝度」にするだけでもけっこう下の色となじんでくれてる気がします!私はいつもこれ。

で、パーツごとにふちどりは残しつつ塗った色よりちょっと濃い色で線を塗りかえます。
人物はこれで終わりー

せっかくなのでみんなの顔拡大図!


千尋が線の色を変えているのが一番わかりやすいかな・・・?

ちなみに
千尋の肌の色を途中で明るくさせたり
遠夜の首の模様を忘れてて後で描き足したりしてました(笑

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人物が塗り終わったら人物のみレイヤーを統合します。背景は透明のままです。

全体的に赤っぽくしたい!と思ったので、
人物のレイヤーの上に新規レイヤーを作成、赤で塗りつぶします。
(今回はオーバーレイ・不透明度30%で。ここはその時の絵によって色々いじくってます)
このレイヤーを「下のレイヤーとグループ化」させると、人物にだけ赤みが着きます。

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あとは背景に文字とか色々追加していきます。
今回は人物の背後縁取りにフィルタのカラーハーフトーンを使用してみました。

これで完成!

ここまで読んでくださり有難うございました!
どこかで参考になる部分があれば嬉しいです。

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